2009年9月19日
映画『フロスト×ニクソン』

ロン・ハワードはわりと好きな監督なのでDVDを借りて観たが「天使と悪魔」などの超大作と違い、地味な小品だけどなかなか良い作品。
地味ながら演技力の確かな出演陣、特にケビン・ベーコンやサム・ロックウェルが脇でいい味だしてるし、私にはアンソニー・クインに似ていると思えても、リチャード・ニクソンにはとても結びつかないなぁ、と観る前から不安だったニクソン役のフランク・ランジェラも貫禄の演技力と存在感を発揮して、ある意味実在のニクソン以上に説得力のあるニクソン像を作り上げてる。
それに当時の関係者に回想インタビュー形式でドキュメンタリーを撮影している、という構成も中々、ユニークだけど、あざとさがなくて上手いと思う。
ところで、この映画のもうひとりの主人公であるデビッド・フロストに関して、私はほとんど知識を持ってなかったのだけど、ニクソンの出自や人物像とウォーターゲート事件に関する知識も人並みには理解しているので充分この映画を楽しめる事が出来たが、この作品はアメリカの政治史に興味のない人やウォーターゲート事件の全容を知らずに観ると殆ど楽しめないだろう。それでも観たいと思う人は最低限、O・ストーンの「ニクソン」とA・J・パクラの「大統領の陰謀」くらいは事前に鑑賞しておく事を勧める。
- by Phantom
- at 02:51
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