2011年4月25日

映画『東京の恋人』

東京の恋人
震災のせいで中止になってしまった神保町シアターの「女優とモード 美の競演」の一部作品復活上映があったので千葉泰樹監督、原節子、三船敏郎、森繁久彌出演の「東京の恋人」を観できた。
この作品は原節子の義兄熊谷虎久が製作したコメディタッチの軽く洒落た作品で、今は開閉する事のない隅田川の勝どき橋の開閉シーンが数回にわたり映す出されていて、今となっては資料的にも貴重。
その勝ちどき橋が開く直前の橋上で三船と原節子の口喧嘩シーンや、三船の珍しい歌唱シーン、森繁久彌&清川虹子演じる成金夫婦の爆笑シーンなど色々と見所の多い映画だった。

ここのところ何かと原節子関連のネタを書く事が多いが、だからと言って特別原節子ファンというワケではない。もちろん嫌いでもないが。

2011年4月17日

『東京物語』デジタル・リマスター版を鑑賞

NHK東京物語
この間、NHK-BSプレミアムで放送された「東京物語」デジタル・リマスター版の録画しておいたものをようやく観た。なんか奇跡的に速報テロップや災害情報が入ってなかったのも良かった。

このデジタルリマスタリングはいわゆる小津安二郎生誕百周年に期して発売されたDVDのデジタルリマスタリング版ではなく、今回の放送に際して新たにデジタル修復された「東京物語」らしく、今まで観た「東京物語」の中では圧倒的にクリアな映像に修復されていて本当に素晴らしかった。
モノクロ映画の持つ普遍性が甦っていて、これまで観てきた以上に、この作品を堪能する事が出来た。

個人的には劇中の杉村春子が電話片手にパタパタしている団扇に印刷されている高峰秀子をクリアーにハッキリと確認する事が出来た事に感動。

2011年4月11日

いい加減にしろ!地震!

桜2011

震災が起きた数日前に頭痛に悩まされた。

薬を飲んでも一時的に痛みが弱まるだけで薬がきれてくると痛みが復活。一晩寝ても朝起きるとやっぱり痛い。元々、頭痛持ちのけがあるので、頭痛には馴れているが、何日も続く事はない。
そのうち耳が飛行機に乗った時に起こる気圧の変化のような違和感が起こった。

その直後にあの地震が起こり、気が付くと頭痛はピタっと止んでいた。

それ以来、大きめの余震が来る日は必ず頭痛の様な違和感を感じる。

地震と頭痛のまさかの"因果関係"なんて無いと思っているが、それでも1パーセントくらいは疑っている。

今日はあの日以来、起きてなかった耳の違和感も起きたので絶対に大きめの余震が来ると思っていたが案の定きた。しかも、しつこく揺れた。

余震が収まるまでず〜っと続くのだろうか...

2011年4月 4日

「幕末浮世絵界の奇才 歌川国芳 没後150年展」

砂子の里資料館
川崎の砂子の里資料館で開催中の歌川国芳展。

国芳と言えば私も愛してやまないいわゆる"奇想の系譜"に連なる幕末の絵師だが、つい最近も国芳は実に150年も前にスカイツリーの存在を予言したかのように江戸の町に描いていたと話題になった。

今年は国芳の没後150年ということで大規模な回顧展が大阪私立美術館で開催中で年末には東京にもやってくる予定なのだが、待ちどうし過ぎるので、スカイツリーが描かれている「東都三ツ股の図」を鑑賞してきた。
国芳のスカイツリーの正体は実際のところ、井戸掘りの櫓らしいという事なのだが、これほど高い櫓は実際にはあり得ず、まさにスカイツリーを予言したと言っても過言ではない程のデフォルメっぷり。しかもこの「東都三ツ股の図」の中の櫓は現在建設中のスカイツリーの建設場所と100メートル程しか離れていないって言うんだから、これはもうまさに"奇想の系譜"の面目躍如としか表現できない。

「東都三ツ股の図」
東都三ッ股の図