2011年5月 8日
『写楽 特別展』

小雨の中、延期されていた「写楽 特別展」を観に上野のトーハクの平成館に行ってきた。
これだけよくもまぁ、集めたもんだと関心してしまうくらいの殆どの写楽作品を揃えての大展示会で、展示内容も写楽登場以前の役者絵の章や、写楽を見出し売り出した大物プロデューサー蔦屋重三郎の章、写楽の第一期から第四期までを別けての展示、役者絵を豊国など他の絵師と同じ演目の同じ役者を描いているモノを比較展示していたり、観る人に楽しんで理解してもらおうとする工夫が施された構成になっていたのもなかなか良かった。
「写楽」はおそらく、写楽作品を観た事のある殆どの人が思っていると思うが、圧倒的に第一期が素晴らしい。デフォルメと写実性の案配が天才的だ。それが、二期、三期と行くにしたがって小さくまとまり退屈になってしまうのだが、第四期に至るともう完全に"ヤル気無し!"というか、情熱を失っている様子が手に取るように伝わってきて、その振幅の具合が生々しく、退屈さが逆に面白かった。

2005年に京都国立博物館で行なわれた『曾我蕭白 無頼という愉悦 円山応挙が、なんぼのもんぢゃ!』展の図録が前々から欲しいと思いつつも、肝心な時にいつも忘れてしまい手に入れず仕舞いだったが、今回はしっかりミュージアムショップで取り置きしてもらって購入。そろそろ在庫が心配になってきたのでね...。
想像以上のボリュームで大大満足。
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- by Phantom
- at 22:58
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