2011年7月15日
映画『BIUTIFUL ビューティフル』

「バベル」を撮ったアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、ハビエル・バルデム主演の『BIUTIFUL ビューティフル』を鑑賞。
実は公開早々に鑑賞していたが、ブログに書くのが遅くなってしまった。
この作品はイニャリトゥが若い時に観た黒澤明作品に敬意を表して黒澤の「生きる」の一部分を『BIUTIFUL ビューティフル』の中にさり気なく取り入れているという。
私が観る限り、さり気なくであって"いかにも"って感じにしないところがこの監督を信頼出来る理由なのだな、と再確認。
ストーリー的には、愚かしくも儚く悲しいバルセロナの貧しい親子の物語ではあるが、エモーショナルなショットを撮ったりせずに登場人物をどこか突き放したようなドキュメンタリー作家的なショット(視線)を貫いているので好感が持てるし、ともすると救いのないような話しに観客がある種の"救い"を見い出してさえしまえる映画的クライマックスも実にクオリティーが高い思えた作品だった。
主演のハビエル・バルデムの抑えた演技が素晴らしいが、個人的にバルデムの奥さん役を演じたアルゼンチンの舞台女優マリセル・アルバレスが超Goodだったし、誇張されたバルセロナではなくリアルなバルセロナのダウンタウンが垣間見られたのも個人的に大満足な映画だった。
- Permalink
- by Phantom
- at 01:32
- in 映画
- Comments (1)
- Trackbacks (1)



